咽頭結膜炎(プール熱)

プール熱は、アデノウイルスによって引き起こされる風邪の1つで、咽頭炎による喉の痛み、結膜炎にともなう目の充血、目の痛み、目やになどの症状が出ます。38~39度の熱が出て、頭痛、食欲不振、だるいなどという症状もあります。発熱は比較的長く5日前後続くこともあります。

プール利用時の接触やタオルの貸し借り等で流行することがあったため、俗称として「プール熱」と呼ばれていましたが、現在タオルの共有が減ったことから集団感染は減っています。6月ころから徐々に流行しはじめ、7~8月にピークとなりますが1年を通して感染します。

治療に特効薬はありませんが、症状を和らげる治療(対症療法)を行います。学校保健安全法上の学校感染症の一つで、主要症状が消退した後、2日間経過するまで出席停止と定められています。

2025年06月29日